Copyright (C) 2022 Hiraoka Architects.
- Project
水盤にひらく癒しの生活
- Concept
- 京都の医院併用住宅の住宅部分だけの全面改装である。改装前は隣地の景観と外部からの目線を気にして、窓は常時カーテンで閉じられ、吹き抜けはあるものの、小割りの狭く暗い部屋が並んでいた。そこで庭の塀を高くすることでプライバシーを確保。カーテンが不要となり、外部と内部が視覚的に繋がることを活かし、全体をリゾート空間にしていくことを考えた。視線の行きつく庭の奥に水盤をつくり、背後に樹木を植え、内外にまたがる壁にクロボカンというバリ島産の石材を貼り、強い質感により内外をスムーズに繋いだ。吹抜けを中心にリビングシアター、書斎 、2階のカフェコーナーを配置。それぞれにファサードがあるかのような個性づけをして、吹き抜けを、相対的に外部に位置づけることで、室内の中でも内側と外側を感じさせるような構成とした。日常のあわただしさから解放される、非日常的ゆえに寛げる空間となった。
- Data
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ザ・ベスト・オブ「ミーレのある住まい」2016グランプリ
archelo 掲載
https://archello.com/project/renovation-for-resort-like-life
Japan Brand Collection 2019掲載
Japan Brand Collection 2020掲載
動画はVisit websiteから