Copyright (C) 2022 Hiraoka Architects.
- Project
住宅街に溶け込む風格ある本社ビル
- Concept
- 住宅街に根づいて50年間。プラント設計を行う会社の本社社屋の建替えである。災害時には近隣住民の避難場所にできるほど堅牢で、かつ次世代へ継承できるイメージの建物にすることが望まれた。幅員4mの前面道路からセットバックした緑地帯により、近隣の環境に貢献すると共に、道路斜線をかわして3階までのボリュームを有効に使えるように考えた。近隣と双方のプライバシーを考慮して、道路面には窓を設けず、建物を3つに分割する中庭に向けて室内を開き、道路側の縦格子により、外部からの執務室への視線を遮るようにした。3種類の幅で長さにも変化を与えたパターンにて、特殊加工で反射を抑えたアルミパネルをオープンジョイントで張った。重厚な質感ながらも、微かな光を反射させることで、季節や天気や時刻により繊細に表情を変える、現代的なファサードとなった。
- Data
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構造設計 木谷構造設計事務所 木谷正
設備設計 創健社設備設計 大森將大
施工 阿佐建築工務 株式会社
撮影 福澤昭嘉
第18回堺市景観賞(建築部門)受賞
Japan Brand Collection 2021掲載
OFFICE DESIGN 掲載