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- Project
幹線道路から隔絶された癒しの環境
- Concept
- 愛知県小牧市における新規開業のための新築計画です。幹線道路沿いの視認性が高い大きな敷地で、駐車場を確保した残りが建物の敷地となります。整形外科ゆえに建物にも大きな面積が必要で、一部を2階建にすることになりました。部分的に2階が突き出すフォルムであれば、周辺の住宅に紛れてしまい、注目されにくくなりかねません。待合室や診察室やリバビリ室の天井を吹き抜けと同等に高くして、逆に2階建部分の階高を縮めることで、平屋を持ち上げた低い総2階のようなフォルムにしました。道路や駐車場から室内への視線を避けるために、リバビリ室の周りの駐車場スペースの境界線に、コンクリート打ち放しの塀をつくりました。建物との隙間は中庭となり、リバビリ室の視覚環境を向上させます。それ以外のいずれの窓からも庭や植物が見えて、幹線道路や駐車場だけに囲まれていることを忘れる環境を整えました。とても若い院長先生ご夫妻。開業前からのSNSなどを駆使した準備も素晴らしく、内覧会では2500名の方が来られました。近隣から待望された医院が実現して、多くの患者さんを癒し続けています。
- Data
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構造設計 天野建築構造設計事務所 天野悦治
施 工 株式会社 髙垣組
照 明 ピー・エム・シー株式会社 鈴木宣之
撮 影 冨田英次















