金属と木でクールな雰囲気をつくる

みなみぐち歯科医院

2010年 改装

大阪府堺市西区鳳南町5-598

http://www.minamiguchi-dc.com/

大阪の南部の堺市鳳。
お祭りの伝統も残るコミュニティ意識の強い下町にて、南口先生は地域に根ざし順調に診療を続けてきました。

親子継承で受け継いだ鉄骨造3階建ての建物の、2階部分だけを医院として使用し1階と3階は使用していない状態でしたので、スタッフルームや院長室などのバックヤードを1階に降ろし、3階には完全個室の診療室と手術室とCT室を新設し機能を充実させながら内部のイメージを刷新する計画となりました。

外観にはまったく手をつけず、既存のままにしておくことになりましたので建物のファサードに頼らない導入のためのインパクトが必要です。エントランスとEVホールには視覚的にコミュニケーションを促すしかけとしてベンチを設置
第2の待合室の機能をもたせながら軽快でカジュアルな入りやすい状況をつくっています。

受付や各診療室はホテルのような雰囲気とするために木質の意匠としました。鉄骨造の構造部材であるデッキプレートとH鋼をスケルトンとして見せることで天井の解放感とともに、重厚な雰囲気をクールで軽快な方向に傾けた新鮮なイメージを得ることができたと思います。3階の手術室の横にはバルコニーに面した前室を設け手術前の緊張を和らげる配慮をして手術室も木質の意匠でリラックスできるようにしています。

休みなく働いてきた南口先生もこのゆとりある空間を得たことを機に休診日も増やし多忙ながらも、ゆとりのある生活ができるようになったようです。


施工     DESIGN & WORK 巧屋 近森武志
照明計画   株式会社ライト 阪東英輔
撮影     藤谷伸次
延床面積   241.43㎡ 73.03坪