大阪の建築家による歯科医院の設計|インパクトのある落ち着いた外観|まちなみに配慮

待合室に外部コミュニティスペースを併設

北歯科医院

2011年 新築

岡山県津山市中北下1269-9

TEL : 0868-57-2025

http://www.kita-dental.com/

大前先生は岡山県津島市の郊外エリアでお母様の承継をされ北歯科医院の院長となられました。
市役所の支所や郵便局などが集まるエリアながらも畑や田んぼが広がり、前には川が流れ山が近くに迫る風景の中にあります。
ご高齢の患者さんが多いとのことでそれが納得できるのどかな雰囲気です。

岡山県の津山市はしっとりとした街並みの城下町として知られています。その郊外で、北歯科医院は3代に渡り診療を続けてきました。敷地の前には川が流れ、のどかな光景が広がります。
高齢者の患者さんが多く院長の大前先生は現代の歯科診療のありかたを啓蒙し続けておられます。

大阪の建築家による歯科医院の設計画像|天井が高い廊下
大阪の建築家による歯科医院の設計画像|落ち着いた和風の待合室
新しい医院の建物を、お年寄りをはじめ地域住民のみなさんに診療が終わってもゆっくりくつろげるコミュニティセンターのようなスペースとして提供することが要望としてあげられました。天井は木構造の表しとして、その大屋根が外部に延びた軒先に半屋外のコミュニティスペースを設けました。個室診療でありながら、壁面には大きな開口があり大屋根を視覚的に共有できるので、個室診療が陥りやすい閉鎖感がなく快適に診療に臨むことができます。木構造にシンプルな白い壁とモルタル壁、タイル貼りの床を組み合わせ雰囲気をニュートラルな状況にして、中庭の造園を和風にすることで全体を和風に傾けることを意図しました。外出先でゆっくりくつろぐ機会が少ないと思われるお年寄りに外出気分の興奮を少しでも感じてもらいながら楽しんでもらえる空間になったと思います。

外観は、南に向けて片流れの屋根を持つ現代的なフォルムに黒いガルバリウム鋼板を張り一見、硬質な印象を与えがちな方向性でありながら田畑が多い周辺環境によりそのイメージが変質してしっとりと落ち着く建物となることを考えました。狙い通りに和風の建物にさえ見えるたたずまいが得られたと思います。確診療室に設けられた窓が夕日の直撃に晒されないように窓の前面に外壁を設け、その開口部を西日が入りにくい形にしたことがユニークな窓の配列となり、柔らかい雰囲気が得られたと思います。

もともと評判が良く患者さんも多い医院でしたが待合室に大量に漫画を蔵書する本棚を設け診療後もゆっくりくつろいで読んでもらえるようなプログラムも用意されてさらに人を呼ぶことと思います。大前先生の、大学病院で培った診療技術とやさしく穏やかな人柄の評判とともに今後も地域に愛される医院として発展していくことと思います。

施工     株式会社 鏡水
照明計画   株式会社ライト 坂東英輔
撮影     山田誠良
ロゴデザイン fukudakenji 
敷地面積   995.18 ㎡
建築面積   206.25 ㎡
延床面積   195.58 ㎡
大阪の建築家による歯科医院の設計|落ち着いた和風の待合室2
大阪の建築家による歯科医院の設計|落ち着いた和風の待合室