大阪の建築家による小児科医院の建築設計の実例|レトロタイルを使った生き物のようなインパクトのある外観

楽しい街のランドマークを目指す

いぬい小児科

2013年 新築

大阪市西区北堀江2-8-13

TEL.06-6543-0307

http://www1.mediqube.com/inui/usr/pc/index.php



-商店建築 11月号増刊“Clinic & Pharmacy Design”掲載
-“Het architecture” 掲載



大阪の中心にあるベッドタウン北堀江。
オフィスビルやマンションなど比較的高層の建物が多く
その1階にはカフェやブティックなどが点在します。
乾先生は長年このエリアのビル1階で
診察の評判を培ってきましたが
診察環境の向上にてより患者さんに喜ばれるように
近くに土地を購入しました。

地価も容積率も高い35坪の土地に2階建という贅沢なプランゆえに
すべてが凝縮されます。
2階はスタッフルームと院長室のみ。
1階にクリニックの機能をコンパクトにまとめ 
待合室も大きくありませんが
2階の窓を介して外部に開く吹き抜けとしました。

大阪の建築家による小児科医院の建築設計の実例|鍾乳洞のようなインパクトのある待合室
2階の構成要素をデフォルメしながら加工し 
天井にも凸凹をつけて隙間に照明を埋め 
待合室上部を無機的な鍾乳洞のように造形しました。
受付と近い距離でも患者さんが造形を見て上を向くことにより 
心理的な圧迫を感じないように配慮しています。

外観の造形にも斜めの要素を組み合わせ 
固い建物としてではなく 
生き物のような存在感を与えられるようにしました。
光沢のあるタイルが周囲を映しこみ 
まわりの建物より小さいながらも 
強く大きな印象を残す建物となりました。
あずき色は乾先生の好きな阪急電車の色を参照していますが 
ユニークでオリジナリティの高い視点を与えてくれる 
乾先生のパーソナリティが 
鮮烈表現されていると思います。
大阪の建築家による小児科医院の建築設計の実例|鍾乳洞のようなインパクトのある待合室の天井
動物やキャラクターなどの可愛いもので構成されがちな
一般的な小児科医院のイメージではありませんが
小児科医院でなければ成立しにくい雰囲気になったと思います。
乾先生のお考え通りに
外部も内部も開いて街に活気を与えるランドマークとなりつつあります。
子供たちやお母さんたちに愛される建物となり
評判の高い診療をよりイメージアップできることを願っています。





施工 株式会社 徳岡工務店
構造設計 アン建築設計事務所 小谷正次郎
照明計画 株式会社ライト
撮影 セイリョウスタジオ 山田誠良
床面積 1階 67.68㎡ 2階 57.00㎡
延床面積 124.68㎡
大阪の建築家による小児科医院の建築設計の実例|斜めの造形によるレトロタイルを使ったインパクトのある外観
大阪の建築家による小児科医院の建築設計の実例|インパクトのある外観と清潔な処置室と点滴室