素材の対比にてシンプルで豊かな空間をつくる

橋本整形外科リウマチクリニック

2013年 改装

兵庫県神戸市西区小山3-7-3 山幸ビル2F

TEL.078-929-8251

http://www.hashimotoclinic.com/

商店建築 11月号増刊 Clinic & Pharmacy Design 掲載

神戸市西区で橋本先生は長年診察を行ってきました。
車でなければアクセスしにくい場所ですが 評判を聞きつけ多くの患者さんが遠方からも訪れます。
患者さんに快適な通院をしていただくことと 院内の動線の改善のために全面改装に近い部分改装をお考えでした。
患者さんが多くなかなか休むことができないため リハビリ室の簡単な床壁天井の張り替え工事を先行して 
メインの工事をゴールデンウィークに行うというタイトなスケジュールとなりました。

大きな空間の中にいくつかの建物がありその外観で区切られた相対的な外部が待合室となるように考えました。
大きなスペースに建物のような箱が入れ子状態で入り込んでいるような構成です。
奥に古木を張ることで シンプルなボックスがそこに足されたような造形により古いものを活かしながら
リノベーションをしたかのようなストーリーが感じられるようにしました。
第2待合室は洞窟のように内部に入り込んだ形状となりますが
もっとも引っ込んだ部分に古木を張りました。
ここも同様に新旧の対比が表れます。

造形的に入りこんだ部分に古木を張るというルールを貫くように
間接照明の天端にも古木を張りました。
照明に照らされる強い質感が反射光を和らげて
基本はミニマルで白い空間を穏やかな雰囲気にしています。
古木と白の対比を診察室内部にも適用して
柔らかい質感がありながらもクールな雰囲気になるように統一しました。
リウマチクリニックということもあり 長期で通院される患者さんたちや
評判を聞きつけて遠方から来られる患者さんも多いようですので
いつきても飽きずにくつろいでいただける空間であるために
シンプルな白とほっこりする古木のコンビネーションの選択は
良かったと思っています。
やさしい先生のお人柄があってこそ
逆にこれくらいのクールな雰囲気にできたとも感じています。
静かなニュートラルな器を得て
橋本先生の診療活動がより充実することを願っています。












施工 巧屋 近森武志
照明計画 株式会社ライト 坂東英輔
撮影  スターリン・エルメンドルフ
延床面積 330.00㎡