エレベーターホールから続くエントランスは、2重の扉で守られています。
外側の引戸にはインフォメーションを施し看板として利用、
ガラスには、ドクターの志を文章で表しています。

大分の伝統、竹細工を彷彿させる格子を製作し、
間接照明であおる演出にて、
落ち着いた和の雰囲気に華やかさを加えました

廊下と診療室の間は、ガラス欄間で仕切られ、
天井には、連続性を感じさせる同様の意匠が施されています。
床下配管のために低くなった天井は、
圧迫感の軽減のために掘り上げて、
ミラー効果も加えて奥行き感を出しました。 コンパクトな空間であるため、一般的なや待合室はありません。
消毒・準備室を隔てるパーティションの一部をくり抜き、
受付として機能させています。 診療室を隔てるパーティションの格子の一部に、
季節の小物を飾ることができるスペースを設けています。 陽の入り方に応じて、引戸の位置を変えることができます。
8階の窓から見える街の風景を楽しむ時間が生まれました。